北崎通信局

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北崎の野菜たち〈辛味大根〉

c0033992_1942598.jpg疲れた胃袋に辛味大根。野菜たちには驚くような力があります。それも新鮮であればあるほど・・・
今日食べたのは友納ゆうこさんの“辛味大根”です。蕎麦を茹でて、きりっと冷たい水で絞めます。おろし大根に生醤油をかけたものに蕎麦に絡めていただきました。
おろしたてはそうでもないのですが、少し時間がたつと辛味が立ってきます。
同じ北崎で辛味大根を作っている柴田さんはまた違う種類で、水分が少なく、ずんぐりと丸い辛味大根です。辛さは山葵にも負けていません。汗が噴出します。
昨日のイベント会場でも、左党の方が“辛味大根”と聞いて嬉しそうに買って帰られました。
「なかなか手に入らないんだよねえ、あっても高いしさぁ」「おろしたてに釜揚げしらす、美味いですよねぇ」「おいおい、もうたまらんよ」

辛味大根といえば誰しもが“蕎麦”を思い浮かべることでしょう。そこで、ちょっと検索してみました。
江戸の前期未に「蕎麦切り」が庶民の間に流行しはじめて、江戸をはじめとする全国に、麺類を辛い大根汁で食する習慣が広がっていたことは、いまではすっかり忘れ去られています。
昔は上等のだし昆布も鰹や鯖の削り節もなかったし、まして化学調味料もなかったために、麺類のつけ汁には大根の、しかも辛さのきつい大根の、「絞り汁」に味噌か醤油で味付けしたものが最高とされていました。そこで蕎麦の名所は、つけ汁に最適の辛味大根が産する処とさえ云われてきたのだそうです。
消化力抜群の根と優秀な緑黄色野菜の葉、胃には最適の食材。大根は奈良時代に中国から渡来し室町時代に一般に食されるようになりました。
大根にはアミラーゼという、でんぷん分解酵素が多く含まれ、でんぷんの消化を促進し、胃酸過多、胃もたれや、胸やけ、二日酔いに効果的です。
ビタミンCは皮に多く含まれ、皮には毛細血管を強くするビタミンPも含まれていて、脳卒中の予防にも有効です。
葉には、カロチン、ビタミンC、カルシウムなどが豊富で優秀な緑黄色野菜と言えるでしょう。
知れば知るほど、野菜はえらい!
食べるだけでなく、大根にはこんな楽しみ方もありました。

以前、信州で食べた〈お絞りうどん〉も、釜揚げうどんを大根の絞り汁に生味噌を溶いたもので食べます。素朴な郷土の味です。
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by hanataikoku | 2005-04-30 19:17 | ふるさとの味