昨夜遅く、北東の空が以上に明るく、そして北側は夕焼けのように真っ赤だったので気になっていましたら、
やはり今朝方、地震がありましたねぇ。
仮設住宅で一人暮らしのNさんたち、大丈夫だったかな・・・・
なれない住いで怯えていらっしゃる事と思います。
緊張感が無くなって、改めて恐怖感が出てくるんですよね。
すぐにでも飛んで行きたいのだけれど、どうしても離せない仕事があってごめんなさい。
私も最近怪我をしてみて、これまで感じなかったことがいろいろ見えることがあります。そういう境遇になってみて初めて気づくこと、この経験はとても大事だと思います。
生まれて初めて、杖を突いて歩いています。
怪我をするまで知らなかったのですが、杖っていろいろあるんですね。
先日、新天町の
お友達の傘屋さんのところでいろいろと見せていただきました。
カラフルな花柄や、どこかの国の王女様の注文だそうですが杖に見えないようにパラソルになってたり・・
(雨降ったらどうするんだろう、傘にすると杖が無くなるし)
杖で歩くようになると、人の視線がこれまでと全く違うんです。
街中を歩く時や、人がたくさんいる事業所に行ったりすると、これまでと違う独特の視線を感じるんです。
実際、声は聞こえないのだけれど「あらぁ、生まれつきかしら」「あれぇ、杖突いてる」なんてのが聞こえてきそう。
これまでの私と、中身は全く変わらないのですが、杖という補助具がプラスされるだけで、性格まで違う人格にさせられそうな気がします。
たぶん、住いもそうなんではないのかしら。
これまで代々のお家で暮らしていらしたけれど、今回の災害で失ってしまった。そして仮設で暮らすことを余儀なくされてしまい、当人はとても戸惑っていらっしゃる。
だけど、仮設住宅で暮らすということは、プライドまで失ったわけではないことを誰しも勘違いしてしまいそう。
これからボランティアをしたい人にこれだけは言っておきたいのです。
仮設にいるからといって、難民に接するような意識はなくして欲しいと声を上げたい。たまたま住環境が変わってしまっただけで、その人の尊厳は何も変わらいないのだから。
本当のチャリティや、ホスピタリティの真価が問われるのは、こういうところではないのだろうか。
暮らし向きで不自由なことはたくさんあるだろうけれど、おかしな正義感で勝手に人を不幸にして欲しくない。
時には、同情や哀れみの視線が、針のように心に突き刺さることもあるのです。*写真は昨年、中国の杭州に行った時のものです。