北崎通信局

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お移り

たしか子供の頃、ご近所から晩のお菜などをいただいたときに
お返しの器の中に、ちょこっとお菓子やマッチ棒などをいれて持って
行く事を“お移り”と言っていたような・・・(最近、記憶が曖昧ですが)

夕飯時、小学校の頃からお隣のおばちゃんと
「めぐちゃん、今日のおかずは何にすると~」
「う~ん、○○かなぁ・・・、おばちゃんとこは?」が私の日常会話でした
から(笑

まぁ、その頃はなぜマッチ棒なのか知らなかったのですが良く持って
行きましたね

先日、畑中(地名)の猪と西浦いりこのスープがたくさんできたので
ご近所さんに食べていただくことにしました。

避難所で仲良しになったおばあちゃんなど、本当の〈向う三軒両隣〉の
方達です。
女性軍は最初は猪と聞いて、恐々口にしていたようですが結構好評でした!
黒一点の木戸さんが「これやったら商売できるよ、うまかやね~」
「そしたら、屋台引っ張ろうか(笑」
「うんうん、私食べに来るよ!一人でごはん作りたくないもんね」
と、仮設住宅にお一人で住んでいるおばあちゃん。

一品目は、長浜の細めんを使って〈北崎ラーメン〉
“畑中の恨みは西浦で・・”ではないですが、まだ誰も食べていない竹の子を
お腹一杯食べちまった猪のお肉を竹の子と炒めたトッピングが四川風。
お持て成しと記録の両方はなかなか難しくこれは写真撮ってません(笑

二品目は、熊本の名物〈太平燕〉風です。私は生まれも育ちも博多ですが、
〈太平燕〉は子供の頃から食べていて大好きな中華料理でしたが、発祥は
熊本なんですね!大人になって知りました。
ちゃんぽんの麺が春雨に代わったと思っていただければ・・・
魚介は、水イかのゲソがたっぷり!
(これも慌てて残ったものをリメイクして撮影したので野菜がくたくたです)

おばちゃんは、二品目の方がなじみがあっておいしかった!との事(笑
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このときに干し大根の煮物を持ってきてくださったので
その“お移し”にと、〈卯の花の煎煮〉を作ります。
先日の浜辺のおじいちゃんの手の平の上のひじきをポッケに入れて帰った
ものを使って〈卯の花の煎煮〉を作りました。
ほんの少しでも、水に戻すと潮の香りと共に元の大きさに増えました。
蓮根、人参、大根、油揚げ、さや隠元を、刻んだいりこで炊き上げました。

ベジーの家主さんには、昆布と椎茸の出汁で炊いたものを用意(笑

そうそう、スープを取るときに出た軟骨やくず肉を笹がき牛蒡と生姜で佃煮風と、
まだまだ残っていたスープを「よかったら子供さんに!」とお鍋ごと貰って頂いた
お返しにと、木戸さんから空のお鍋に〈若布〉が入って戻って来ました!

こうやって北崎に来ると、昔々の良き日の記憶が戻ってくるようです(笑
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ありました、ありました!贈答のマナーに〈お移り〉が

「お移り」の由来
   「お移り」とは,盆や重箱を用いて贈りものをいただいたとき,その器にちょっとした
お返しを入れて渡すこと。
もともと贈答は,神様にお供えした食べものを全員でまわして食べ合った習慣が起源
で,移しまわしの習慣の名残りと言えます。
   「お移り」にはマッチや半紙などがよく用いられますが,これにも縁起をかつぐ意味
があります。
マッチは硫黄が「祝う」に通じるところから。一方,半紙は習字の稽古用に,また紙が「神」
に通じるからという説も残されています。
現代では,日常的な贈答に対してもお菓子や缶詰などの品を「お移り」として渡すことも。
とくに目下の人がお中元やお歳暮を持参してくれたときは,こうした実用品を用意して
おく心遣いがほしいものです。
   いずれにしろ,「これからもまた良いことがありますように」「おつき合いが続きます
ように」といった願いを込めてのもの。
地方によって「おとび」や「おとめ」「おため」など呼び方もさまざまですが,神様の贈りも
のである「贈べ」が変化した言葉で基本精神は同じです。
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by hanataikoku | 2006-03-19 12:18 | ふるさとの味