怪我をした翌日、組長から電話が入りました。
「あはは・・・あのね~、今日ね・・・」
笑ってばかりで何が言いたいのかさっぱり要領を得ません。
「どうしたの?」
「今ね、組合員さんたちと会合で〈ざうお〉に来ているんだけど、
面白い話を・・・ハハハ」
また笑っています(笑
話を要約すると、こういうわけです。
この時期、北崎では〈瓜の粕漬け〉を仕込む家が多いのですが、大きな樽に
漬けて家の脇にある小屋にしまいます。
あるとき家の主がその小屋の前に立つと、小さな動物が小屋の前に居ました。
驚いて追い払おうとすると、その動物は足元がふらふらしていて、人間で言うと
これがまるで千鳥足だったんだそうです!
その姿がおかしくて家の主は笑ってしまったと言うお話でした。
漬け込んだ瓜の粕を食べて酔っ払っちゃったんですね~
そしてその姿がまるで、〈信楽焼きの狸〉そっくりだったんだとか(爆
小田、草場、西浦でも同じような光景を目の当たりにした人がいたそうです!
「家も、うちも・・・・」と盛り上がったようで(?)
そういえば、先日お隣のたぬき騒動の時に園山のおばちゃんも言ってたな~
「ここの小屋で毎年瓜を漬けよっちゃけど、去年たぬきにとられてしもうたとよ!」
酒粕で酔っ払った動物は
〈アナグマ〉だったそうです。
嘘のようなほんとの話は、これでおしまい! ジャンジャン♪
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たぬきのほうが面白い話がたくさんありましたのでご参考まで!