この怪しい姿のもの、ご存知ですか?
お盆の食べものです!
私がこの物体をはじめてみたのは成人してからでした。
それも嫁ぎ先で~
それまで、見たことも食べたことも無かったのですよ!
塩タラの剥身は夏の食欲の無い時の〈お茶漬けの友〉でしたけど・・・
“本たら胃”ってパッケージに書いてありますね~
これは、鱈のエラや胃を本体からまるごと取って乾燥したものです。
時間をかけてゆっくり戻し、干し筍(これもじっくり戻すんです)を刻んで、
こっくりと甘辛に炊いたのがおいしかった~
未だに、母も妹達も「(お姑さんの)あの味は忘れられないね~」って
言いますもん(笑
そのお姑さんも亡くなって20年近く経ちますが、あの味を誰か継承
しているのかな・・・
その鱈の乾物を宮浦の青柳商店さんで見つけました!
ここ北崎では、どういう味付けで食べるのでしょう?
一度味わってみたいものです。
店先で、お供え用の“こも”の写真を撮っていると、アンナぱぱの声が(笑
「そげんかと撮っても、なんも珍しくなかろうもん!」
「外国にいる人には珍しかろうと思って撮りようと」
「ふ~ん、そうね。近頃はこの〈こも〉も、水引もたいていが外国んとやもんね」
「へ~、そうなんだ・・・」
久しぶりに唐泊の漁の話や、苗字、北前船の話などたくさん聞かせて
いただきました!