北崎通信局

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福岡県西方沖地震その後

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わずかな段差につまずき、両膝に真っ黒なあざが出来ることは減ったものの、
ここしばらく布団の上で寝返りが打てないくらいの背中の痛みがあり、我慢は
止めて小柄な女性の先生に見ていただいたところ、思いがけないことが判明。
背中を見て一言。
「肺ですね。冷たい空気を直接吸ったでしょう?それで肺がダメージを受けて
るんです。ここも痛いでしょう、こんなに腫れてる・・・」
漁港の冷たい風を吸い込みすぎて、内臓が痛んだのだそうです。
体が少し軽くなってきていたので、調子に乗って外に出過ぎました。
とにかく抵抗力が落ちている、この情けない体です。

「夢に見ただけでも凍る」といわれる浜風の中、駐車場の料金徴収をしている
おばちゃんたちがいます。

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魚釣り客などから300円の駐車料金を集める人たちです。
漁協から委託されている高齢者で、その中には最近仮設住宅から引っ越した
仲良しさんもいます。
「醤油代にでもなればよかろうが」と声をかけてもらったアルバイトです。
おコメ代ではなくて、醤油代なんですね。

平日は丸々1日、待っていても1200円しかならない時もあったのだとか。
祝日のこの日も車は数えるほどでした。
料金徴収もなかなか大変なようです。

あの地震から丸2年、そして今日は2年前私が西浦の避難所に来た日です。
恐怖と寒さの中、200人以上の人たちが非難していました。
今年も地震の特集が目に入ってきます。
地元の方とリアルタイムで時間をともにしているからでしょうか、どうしても
テレビの画面から流れるニュースを見るたびに胸が詰まります。

先祖様代々の家で最後まで暮らしたかったけれど、とうとう家の建替えを
あきらめてしまった人。
仮設住宅よりも部屋数が少ないプレハブの1Kしか建てられなかった人。
一番最後に仮設住宅に入ったあと、交通事故にあってしまった人。
みんな、みんな仲良しの人たちなんです。
あの地震さえなかったら・・・

壊れた土地家を買い取ってもらい、新築の公営住宅に引っ越していく島の
人たちの姿が連日、テレビの画面から流れてきます。

命があったことを感謝したいと思ってはみても、高齢者にとって終の棲家は
執着せざるを得ません。
新しいけどちっちゃなお家で、テレビを見ながらいつものインスタントコーヒー
をごちそうになりました。
祈願祭の餅撒きの紅白餅もおすそ分け。
仮設にいる時よりも静かですが、心休まるお家なのだろうかと気になります。
立つのも座るのも不自由な身体で、おばちゃんは駐車場の料金徴収に出か
けて行くのです・・・

一日でも早く、おばちゃんたちが地元で楽しく働けるようにと願っています。
みんなでよもぎを摘んでお菓子屋さんに買って貰ったり、かなぎを炊いて
あちこちに送ってあげたり・・・
ふるさとの便りを心待ちにしている人が大勢いると思うのです。
さぁ北崎通信局、頑張れ~

*昨年5月の関連記事です
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by hanataikoku | 2007-03-23 07:47 | きたざきの人たち