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北崎通信局

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金魚と蟹

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26日に香取先生をお迎えし、〈梅屋〉さんにお泊りいただきました。
翌24日は、白木神社や漁協をご案内し、午後からは子ども達の体験
教室です。
大人も子どもも、香取先生から直々にご指導いただけるということが、
どれ程の事かということを実感できていないのが正直なところでしょう。
子ども達も、何年か後に「香取先生に手をとって頂いて筆を運んだんだ」
とわかる日が間違いなくきます。

来年は中国・杭州、再来年はパリでの国際公募展開催の準備が進んで
います。

水墨画は中国から日本に入ってきました。
このブログでも何度もご紹介していますが、800年前ここ北崎の唐泊に
日本で一番最初に建てられた禅寺〈東林寺〉
大陸から禅とともにお茶や書画が日本に伝わりました。

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鬼が多いと書いて〈鬼多崎〉
人だけでなく文化の往来があったことも偲ばれます。

今では子どもたちの数も減りましたが、そのほとんどの子どもたちが
当然のようにお習字を習っているのが北崎です。
水墨画と書は切っても切れないものです。
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今回の香取先生のデモンストレーションは畑中にある徳門寺。
この日は筆一本で、幾通りもの表現ができることを学びました。
大人でも一番難しいといわれる“竹”も伸び伸びと筆を運びます。
一般的なお教室だと半年、1年かけて教わることを、僅か2時間で
大事なエキスの部分を教わったのです。
小さな頃から筆に親しんでいる北崎っ子の中から、将来の民間文化
大使が生まれることを願っています。
by hanataikoku | 2007-07-29 16:40 | 畑中