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北崎通信局

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もうひとつの日記から

北崎通信局のほかに、環境に特化した日記をこの春から書き続けて
います。
〈SECO道まっしぐら!〉も、そこから発生したことなんですね(笑
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明日から〈カフェ・えこだまり〉オープンです。
今度のえこだまりに、どうしても〈布ナプキン〉を出したかったのです!
仲間が経営する〈無添加雑貨店・アメリ〉で取り扱ってるのがとっても
可愛いので一目で気に入りました。

実は私の周りでも、子宮内膜症や、子宮頸がんの人が増えています。
出産率の低下の原因のひとつでもあると思う女性の体の問題と、長時間
肌に触れるものの影響は少なくないはずなんですね。
皮膚ではなく、一番内臓に近い粘膜なのですから。

そこのあたりはもっと詳しい方がいっぱいいらっしゃるでしょう。


私が今回、特にこだわりたいのが、ごみ焼却炉から排出されるダイオキシン
なんです。

家庭の生ゴミの80%が水分ですよね。
最新の焼却炉や溶融炉はダイオキシンが出ないとされていますがまだまだ
旧タイプの焼却炉は多いはずです。

また、ここ数年市町村合併なども前提に、大型の償却施設の建設も増えて
いるのですが、建設された焼却炉を効率的に燃焼させるためには、ゴミの量
が足りないところが多くあります。

日本のゴミの焼却率は70%、
米国は20%未満、
EUでは20~60%。

施設数も日本は約1850施設、
米国約150、
ドイツ約50施設
突出して多いのが日本です。

燃焼温度によるダイオキシンの発生量は

700℃から500℃に下げると⇒ダイオキシン量は約10倍に
1000℃から500℃に下げると⇒ダイオキシン発生率は100倍に


わずかな温度差でもダイオキシンは発生します。
ダイオキシンを発生させないためには、最低850度、可能であれば
1,200℃以上の燃焼が必要なのですが、現状日本では400℃で
燃焼されています。

私は生ゴミリサイクルで約10年ほど前から、あるメーカーの開発に
関わってきていました。
当時に比べると、ずいぶんと取り組みも増えてきましたね。

家庭ごみの中で約30%が生ゴミ。
またゴミ袋の有料化や分別で資源リサイクルも推進されています。
資源ごみの回収の中でも古紙の回収は地域コミュニティの力に
よるところ大です。





が、再生できない紙製品?

それは紙オムツや生理用品です。
殆どが高分子吸収体と水分です。
紙おむつの回収も一部では取り組みがスタート
しかし、生理用品に関しては当然焼却ゴミです。

侮るなかれ、ナプキン!
その量たるや、恐るべし~
細かいデータはあげませんが、女性の約半分が1年の間に、
90日も使い続けている計算なのです!

わかります?
その半端でない量が~
そして最低でも1日3回・・・

オムツになるとまたこれが、殆ど水分
下水道に流れるべき水分が、これまた全部焼却炉に
直行なんですから~

5年前に紙おむつの大手メーカーに聞いたことがあります。
リサイクル法施行の流れの中で、メーカーとして今後どう
いった取り組みをしようとしていますかと言うものです。

しかし、まだまったくそのようなことは考えていないという
ことでした。
医療廃棄物問題とあわせて、紙おむつ専用焼却炉の
開発を進めたいと考えていたからです。
ほぼ可能なものもできていました。


そんな小さなものは誰も見向きもしないので妨害はされない
はずでしたし・・・


悲しいかな、志半ばで事故に遭い、現在に至る(笑

しかし、ゴミ問題をやっているうちにどんどんわかってくる裏の
世界!

特にゴミは利権の抜きには語れません。
私の友人だったある町の女性議員も恐ろしい目に遭いました。

そんなことを経験していくうちに、世の中の流れは少しずつ変わ
ってきたのです。



ただ、性懲りもなく進んでいるのは、原発の数十分の位置に
匹敵する〈大型焼却炉〉の建設。
それでも数百億円でしょ!
利権が絡まないはずがない・・・
この狭い国土に、これ以上の焼却炉が必要でしょうか?
周りの町村に目を向けてみてください。
共同の大型ゴミ処理施設の建設問題

町のゴミ量の増加を見越して巨大化するばかり。
しかもゴミは集まらない
適正な燃焼温度にするには大きすぎ

しかも大量の水分が燃焼温度を下げる。
高濃度ダイオキシン発生の原因となる。
これを避けるために、重油を使い火力を上げる。

ダイオキシンを発生させない技術も出てきましたので、
全部が全部ではないのですが・・・

北崎の隣町は償却ではなくて溶融しています。
小さな自治体ならそれは可能です。

原発の環境に与える影響についてはこのSNSでも多く
取り上げられていますね!
行政も敏感な問題でもあります。

私は原発の利害関係の縮小版でもあるゴミ焼却炉の事に
ついて考えてみたいと思います。

化学物質とダイオキシンのことは多くの人が既にご存知。
燃焼温度と発生率について少し認識してみてくださいね!

また、これらの問題を逆手にとって新規の焼却場建設も
増えてるのではないかなぁ・・
これ以上、一部の人を太らせるための施設はなくてもいい
んです!

焼却灰(塩素しか除去しない)の再生技術も出てきました。
ダイオキシンの残留ゼロという想定だと聞きましたけど・・・


これからごみ焼却の問題を進めていくにあたって、まずは
女性にしかピンとこない問題が、一番手っ取り早いかと・・・

次は、下水とゴミ焼却との関係からお話したいと思います!


無駄なお金を使わせない!
これ以上ダイオキシンを発生させない!
下水の浄化!
汚泥の燃料化!

まだまだ、家庭の台所からできることがいっぱいあります!
by hanataikoku | 2007-12-02 10:50 | 地球温暖化対策