北崎通信局

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カテゴリ:ふるさとの味( 208 )

一本でもにんじん

c0033992_22182197.jpg〈花鯛郷〉の直販所には今、新鮮な人参が出て
います。
大神しずのさんが作った人参を買ってきました。
昔は子供のきらいな食べ物の一番最初に出て
きていたのが“にんじん”でした。
そういえば昔、子供に食べさせるために、人参の
グラッセや人参ケーキが私の十八番でしたね。


最近の人参は香りも弱く、味もスッキリしていて、ジュース業界でも
“にんじんジュース”はトマトと方を並べるくらいになりました。
年中手に入るにんじんは台所の常備野菜ですが、免疫力や
抵抗力を高めるカロチンたっぷりの緑黄色野菜の王様です。
英語のキャロットの語源は〈カロチン〉です。


このカロチンは油に溶ける脂溶性ビタミンで、油と一緒に取ることで
ビタミンAとしての吸収率がより高くなります。
カロチンの吸収率は、生のにんじんで10%、ゆでた場合で30%、
オリーブオイルなどの油を使うと50%~70%とかなり差があります。

外側の皮に近いほうがカロチンを多く含んでいます。キンピラや
天麩羅などで皮ごといただきましょう。

にんじんにはβカロチンが豊富です。βカロチンは抗酸化作用を発揮
して活性酸素による害を防ぐだけではなく、体内で必要な量だけビタ
ミンAに変わって、皮膚や粘膜を健康に保つはたらきがあります。
αカロチンも豊富で、がん予防に効果が期待されています。

その他、食物繊維、ビタミンB1、B2、Cのほか鉄分やカリウム、
カルシウムなどのミネラルも多く含みます。
食物繊維は水溶性
ペクチンで、便通を良くし、高血圧や動脈硬化を予防します。
鉄は造血を促し、血行をよくするので、貧血はもちろん、虚弱体質や
疲労回復にも役立ちます。
カリウムは体内のナトリウムを排泄して血圧を下げる作用があります。
また、目の粘膜を強くするので、疲れ目や夜盲症、結膜炎を予防します。
(参照:o-e-c.net)

葉には、根の2倍以上のビタミンAを始め、タンパク質(根の3倍)、
カルシウム(根の5倍)、脂質、鉄分、ビタミンCなど、栄養分が豊富に
含まれています。タンパク質はスレオニン、リジンなど必須アミノ酸に
富んでいます。
店頭で見かけることは少ないのですが、産地で入手できたときには
しっかり食べてくださいね。夏の関西では、にんじん菜や葉にんじんという
呼び名で、〈京のおばんざい〉にも登場します。
食べ方は、きざんでしょうゆ煮や、妙め物、揚げ物。やわらかい葉は、さっと
ゆでておひたしにします。
私はピラフによく彩とと香りで葉にんじんを使います。
 
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by hanataikoku | 2005-05-06 21:55 | ふるさとの味

花鯛郷〈はなたいこく〉きたざき

c0033992_19334251.jpgこのブログのIDでもある〈花鯛郷はなたいこく〉の直販所もゴールデンウィークで賑わっているようです。
お節句用に、今では少なくなった本物の〈菖蒲〉の葉とよもぎを売っていました。今では地元の水辺のほとんどがコンクリートで固められ、菖蒲が育つ所が少なくなったのだとおばちゃんが教えてくれます。

まだ子供が小さかった頃、警固校区にあった銭湯では〈こどもの日〉は無料で菖蒲湯に入れてくれました。久しぶりに大きなお風呂に入ってはしゃいだ湯上りの子供達の体からは、菖蒲の香りがしていたことを思い出します。

c0033992_19431975.jpg隣の唐泊漁協のコーナーでは鯛を売っています。〈北崎の鯛めし〉を一度食べていただきたいものです。それから、新鮮な鯛は“鯛茶漬け”もいいですね。鯛の骨を焼いてとった出汁と濃い目のお茶を半分ずつというのが私のお奨めですね。新鮮な鯛の切り身に、カンカンと沸かした熱い出汁をかけると、半透明の身がチリチリと白くなっていきます。
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by hanataikoku | 2005-05-03 19:48 | ふるさとの味

スナップえんどう

c0033992_19214636.jpg花鯛郷の直販所にスナップえんどうがたくさん出ています。その中から高橋ただしさんのスナップえんどうを買ってきて、さっそく茹でます。これもそのまま食べてもおいしいし、軽く塩コショウで炒めます。旬のものはシンプルが一番!
残りは冷凍庫に・・・
(高橋さんのえんどうは、写真のようにパックにきれいに並んでいたのでつい手にしました!)
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「スナップエンドウ」の名の由来は英語名の「snap bean」や「sugar snap」で、「snap」には“ポキっと折る”や“パチッという音”という意味があります。また「スナックえんどう」の由来は、スナック菓子のように手軽に食べられるからなど諸説があるようです。 どちらの名前でもいいようです。c0033992_19272745.jpg

スナップえんどうとは、1970年代にアメリカから導入された品種です。グリーンピースをサヤごと食べられるようにしたもので、豆が成長して大きくなってもサヤが柔らかいという特徴があります。サヤの長さは7~8cm程で、豆類の中でも甘みの強い品種です。
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*スナップえんどうの効用 (ファーマーズネットより)
良質なたんぱく質を豊富に含み、集中力の向上に働きます。成長期には欠かせない必須アミノ酸のリジンも多く含まれています。その他にも、ビタミンB群やC、カリウムなど、体の調子を整える成分がたくさん。ビタミンB群は、脂質や糖質の代謝を盛んにして体に抵抗力をつけます。ビタミンCは感染症の予防に働き、また美肌効果も期待できます。カリウムには利尿作用があり、むくみを解消して余分な塩分を体外に排出しますので、高血圧や腎臓病に効果的です。
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えんどうはギリシャ時代にはすでに栽培されていました。
日本には10世紀に穀物として伝えられたといわれますが、さやえんどうとしては江戸時代にヨーロッパからなのだそうです。
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by hanataikoku | 2005-05-03 19:31 | ふるさとの味

北崎の野菜たち〈辛味大根〉

c0033992_1942598.jpg疲れた胃袋に辛味大根。野菜たちには驚くような力があります。それも新鮮であればあるほど・・・
今日食べたのは友納ゆうこさんの“辛味大根”です。蕎麦を茹でて、きりっと冷たい水で絞めます。おろし大根に生醤油をかけたものに蕎麦に絡めていただきました。
おろしたてはそうでもないのですが、少し時間がたつと辛味が立ってきます。
同じ北崎で辛味大根を作っている柴田さんはまた違う種類で、水分が少なく、ずんぐりと丸い辛味大根です。辛さは山葵にも負けていません。汗が噴出します。
昨日のイベント会場でも、左党の方が“辛味大根”と聞いて嬉しそうに買って帰られました。
「なかなか手に入らないんだよねえ、あっても高いしさぁ」「おろしたてに釜揚げしらす、美味いですよねぇ」「おいおい、もうたまらんよ」

辛味大根といえば誰しもが“蕎麦”を思い浮かべることでしょう。そこで、ちょっと検索してみました。
江戸の前期未に「蕎麦切り」が庶民の間に流行しはじめて、江戸をはじめとする全国に、麺類を辛い大根汁で食する習慣が広がっていたことは、いまではすっかり忘れ去られています。
昔は上等のだし昆布も鰹や鯖の削り節もなかったし、まして化学調味料もなかったために、麺類のつけ汁には大根の、しかも辛さのきつい大根の、「絞り汁」に味噌か醤油で味付けしたものが最高とされていました。そこで蕎麦の名所は、つけ汁に最適の辛味大根が産する処とさえ云われてきたのだそうです。
消化力抜群の根と優秀な緑黄色野菜の葉、胃には最適の食材。大根は奈良時代に中国から渡来し室町時代に一般に食されるようになりました。
大根にはアミラーゼという、でんぷん分解酵素が多く含まれ、でんぷんの消化を促進し、胃酸過多、胃もたれや、胸やけ、二日酔いに効果的です。
ビタミンCは皮に多く含まれ、皮には毛細血管を強くするビタミンPも含まれていて、脳卒中の予防にも有効です。
葉には、カロチン、ビタミンC、カルシウムなどが豊富で優秀な緑黄色野菜と言えるでしょう。
知れば知るほど、野菜はえらい!
食べるだけでなく、大根にはこんな楽しみ方もありました。

以前、信州で食べた〈お絞りうどん〉も、釜揚げうどんを大根の絞り汁に生味噌を溶いたもので食べます。素朴な郷土の味です。
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by hanataikoku | 2005-04-30 19:17 | ふるさとの味

北崎の野菜たち〈アスパラガス〉

c0033992_1705739.jpg今朝は、北崎のおいしい野菜で体力回復です。
漁師さんからアスパラ農家に転身した中村しげるさんのアスパラガスを、ごくシンプルに蕎麦湯でボイルしました。
網焼きアスパラガスもお奨めです!塩だけ、またはお好みでエキストラバージンオイルをかけて・・・
この時期のアスパラガスは、とても甘くて柔らかくて・・・スーパーで売っているものとは鮮度が違います。長いままを手づかみで、マヨネーズをつけてポクポクとかじりました。
昨日はあっという間に売り切れでした。もっとも量も少なかったので、ほとんど食い意地の張った身内が買ってったようなものなのですが・・・

ちなみにアスパラの効用です。 〈食育大辞典より〉
疲れを感じたらアスパラガスを食べましょう。
アスパラガスがはじめて日本に伝えられたのは江戸時代で、食用として栽培されだしたのは、明治時代以降と言われています。
一般 家庭で広く食用されはじめたのは昭和30年代で、比較的歴史の浅い野菜です。

アスパラガスにはカロチン(ビタミンA)が含まれ、病気に対する抵抗力を高め、またアスパラギン酸は新陳代謝を促すとともに、タンパク質合成を高める効果 があり、疲労回復や滋養強壮に優れています。
アスパラガスの穂先部分にはルチンという成分が含まれ、血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化の予防にも効果 があり、また利尿効果もあります。
アスパラガスはカロチン、ビタミンC、ビタミンEを同時に摂取することができ、抗腫瘍作用もあり、また赤血球をつくるために必要な葉酸を含んでいるため貧血にも効果 があります。
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by hanataikoku | 2005-04-30 17:13 | ふるさとの味

桜は桜でも・・・・・

c0033992_20552791.jpg九電体育館での桜プロジェクトも無事終わり、遅めの晩御飯です。
先日、避難所生活で疲れきった体を癒してくれた香り立つ蕎麦湯のそば勢に立ち寄りました。玄界島の方たちの避難先と目と鼻の先にあります。
毎食のお弁当と過労から、しっかりと上がってしまった血圧の養生に蕎麦湯をたっぷりといただきました。あの時は菜の花の入ったかけそばが本当においしかった・・・今日は蕨です。
そば勢の大将は以前、北崎で蕎麦打ち教室を開いてくれています。
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大将に北崎の「頑張ってますカード」を届けてきました。「これから本当に始まるんやから、頑張らんといかんね」と声をかけてくれます。
今が旬の〈桜海老〉をいただきます。大変な時期ですが、北崎の筍やつわぶきに若布、かなぎなど旬のものをいただけることに、ささやかな喜びを感じます。そしてそれが“元気の素”にもなります。
大将が野北で摘んできた“クレソンのお浸し”を、箸休めに出してくれました。
これからが本番だ!がんばろうね、みんな!
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by hanataikoku | 2005-04-25 20:56 | ふるさとの味

頑張る夏みかんの収穫その2


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直売所を後にして、午後からの作業です。大神先生の先導で移動します。古い民家の裏山に行くと、そこには古くて大きな夏みかんの木があります。せっせとみかんを収穫し、ふっと足元を見ると“たけのこ”がたくさん顔を出していました。しょっぱい牡蠣を食べた後の作業だったので、木からみかんをもいで食べました!普通、数日置いて食べると聞きますが、なんとジューシーで甘いこと!自然の味は最高です。というわけでついつい丸まる1個食べてしまいます。
伸び放題になった枝を落とします。勝手な方向に伸びている竹も整理。収穫し終わった夏みかんの木にお礼です。
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by hanataikoku | 2005-04-23 23:54 | ふるさとの味

被災地でも“春”が訪れています

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漁協の支所に行きますと「あんた、ちょっとこんね」と手招きされました。「味ご飯が・・・・」という言葉が聞こえましたので、すかさず「あっ、鯛めし?」と聞き返しますと、「そうたい、打ち上げしたけん残っとうと」「あんたこれ知っとうな?」と、どんぶりに出てきたのは、昨日から始まった漁で使ったのかあがったのか旬の“かなぎ”に酢醤油をかけたものでした。
「あんた、気持ちが良かモンね、これば食べんしゃい」「こっちも少しは良かっちゃろう?」の図です。
鯛めしは西浦の名物です。地震から10日あまり、少しずつ日常生活に戻ってきている気配が感じられます。
本当の支援はこれからですが、ちょっと打ち上げのご馳走を御相伴。
浜の日差しは強いのでしょう?お昼間から顔が真っ赤かです。(笑)
西浦にも春は間違いなく訪れてきたのです。高橋ブドウ園さんでは、今年初物の掘りたての筍を売ってましたので分けてもらいます。
夜、胡蝶蘭の宗さんと息子さんを“まむし温泉”に誘いました。被災してシャワーしか浴びていないとの事でしたので、久しぶりのお風呂です。風呂上りに飲んだ“瓶入り牛乳”のおいしかったこと!宗さんにはお疲れさまの生ビールを。
お昼にいただいた“かなぎ”の話をしましたら、「それは浜では最高のもてなしやけん、それは森山さんが認められってこと」とうれしい言葉が返ってきました。
宗さんはこの夜からやっと自宅に戻ったと思います。つらいでしょうけど一緒にがんばりましょう!
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by hanataikoku | 2005-03-31 14:17 | ふるさとの味