北崎通信局

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ふるさとのお盆行事

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早朝の6時半、玄関のインターホンが鳴りました!

「はい、どなたですか?」
「あの、お水を配りに来ました!」
「・・・・・・」
若い女性の声です。
こんなに朝早くから?

「お水ってなんでしょう?」

「あの~、お盆でお水を配ってるので、仏様ありますか?」

「ありますよ」

「え~、仏様のお水を配ってるのでコップをください」

まだ今一つ事情が呑み込めていません。

「仏様のお水って?」

説明を聞いて、初めて事情が分かりました。
こちらに居住するようになって数年
初めての体験でした。

「毎年来てたけど、留守でした・・・」と、女の子。

急いでコップを渡したら、大急ぎで持ってきてくれました。

子供会の行事だったんですね・・・

北崎では、“盆蔓引き”と、“盆相撲”、そして“盆踊り”が行われます。
お盆は規制してくる人たちで、町の人口が増えるんですよ~
広場には、“施餓鬼台”がしつらえてあります。
小さな赤ちゃんからおじいちゃんまで、町中が参加します。
女の子たちは浴衣を着て、初盆の家々の前で盆踊りを踊ります。
神事の蔓引きから盆相撲が終わると、広場で盆踊りを披露するのですよ!
そして宗派を超えてお坊さんが参列し、仏様の御供養をするのです。
初盆を迎える新仏さまは、西方丸を担いで沖に流します。
後日も、まだまだ行事は続きます。
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by hanataikoku | 2011-08-14 06:53 | ふるさとのアルバム

西日本新聞社さんの取材

何度か会合も持たれましたが、とうとう来春には、閉校が決まった『西浦分校』
西日本新聞社、福岡西支局長の石田さんが、〈北崎通信局〉を訪ねていらっしゃい
ました。(今もまだ取材中)
前任者の四宮さんにもいろいろと北崎の事を取り上げていただきました。
西浦の人たちにとってとっても大切な思い出がいっぱい詰まっている『分校』
その宝物のようなメモリアルが、地元紙にどのように掲載されるのかとっても楽しみ
です。

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そうそう、石田さんを逆取材させていただきました(笑


私が西浦分校に初めて出会ったのが、高田先生の著書「浜辺の子どもたち」でした。
この小さな分校が、西浦だと知らずに読んでいて、読み進むうちに涙がハラハラと
こぼれ落ち・・・
こんな素敵な学校があるなんて!
地震のあと、もう一度読み返すと、なんと西浦だった!!

北崎通信局の過去記事 → 分校賛歌 

北崎通信局でも何度かこの本を取り上げさせていただきました。
そして、この本の中に出てくる子どもたちや親御さん、そして先生にもお会いしました。
今夜は、そんなお話をさせていただいております。

その大好きな分校が、来年の春には無くなってしまいます。
時の流れなのでしょうが、とても切ないです。

石田さん!
西浦の人たちが大切に取っておくために、素敵な紙面をお願いしますね~

これから地元の方たちに本格的な取材が始まることと思います。


2007年2月の分校の記事です。→ こちらをクリック 
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by hanataikoku | 2009-12-07 20:11 | 番外編です!

「花立て、いりませんか~」

庭仕事をしていると、子どもたちの声が聞こえてきました~
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自転車で引いている籠には青竹の筒がいっぱい!
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子どもたちが花立てを売りに来たのです。
それにしても、みんな大きくなったね~
背が伸びてるし、男の子は声変りもしてるよ!
久しぶりに会う子どもたち。
とっても大人っぽくなっています(笑
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この時期、西浦の家々の玄関先には、花を挿した青竹が下がります。

もうすぐ花祭りですが、この日も子どもたちにはお役目があります。


いりこも無くなり、かなぎも捕れなくなってちょっとさみしい漁師町ですが、
子どもたちが春を届けに来てくれました。
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by hanataikoku | 2009-03-31 01:05 | 西浦

可愛い畑と・・・

古い家具を車に積み込み、水仙や椿の花の写真を撮っていると、小さな子の声が
聞こえてきます。
声のする方に行ってみると・・・

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目に入ってきたのは小さな畑
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たまこさんの娘さんが作っているんですって~
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その
畑のある上の方の陽だまりに、声の主が!
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みつてる君親子だったんですね~

「お母さん(ひろみちゃん)は?」
「お家の中!」

あはぁ~

歩いてる、しゃべっている~

最後に会ったときはまだ小さな赤ちゃんだったのに!

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「今、何歳ですか~?」

「・・・」笑顔で指を三本

でもお顔は赤ちゃんの時そのまんまでした!




久しぶりののどかな土曜日、ありがとうございました。
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by hanataikoku | 2009-03-08 10:17 | 草場

天使に会える〈夏〉!

*写真はプノンペン事務所のブログより

今日から8月です!
8月といえば、そうです!
あのカンボジアの天使たちが福岡にやってきます。

本日、日本大使館よりパスポートとビザが取得できました~
そして初めての福岡の初日は北崎会場で交流会です。

広島から朝早くバスに乗って来る子どもたちに最大のプレゼントは、 
〈真夏の雪〉


ベイサイドプレイスにあるBIG AIRで、本物よりもさらさらの雪の中で
遊ばせてあげるのです!
実行委員長の念願が叶いました。しかも協賛していただけるそうです。
子どもたちにとって生まれて初めての体験になるんですよね~
日本に来ることではじめてのお誕生会を経験して、今年は雪!

雪のサプライズのあとは、北崎で交流会です!
福岡市、福岡県、福岡県教育委員会の後援をいただいています。

ウエルカムイベントは、ピアノ教室の子どもたちによる〈北崎音頭〉
かわいい浴衣姿でお出迎えです!
写真は昨年の文化祭の時の様子です。
もう一曲、演奏してくださるようですね~
浴衣姿、カンボジアっ子喜んでくれるでしょうか?
カンボジアの女の子にも浴衣着せてあげたいなぁ・・・

地元の方々のご協力で素敵な交流会ができそうですよ!
もちろん、大勢のボランティアスタッフがいてくださってのお話。
この日は地元だけでなく県内からも親子連れのお客さんが参加
されます。

会場のざうおさんのご協力で、カンボジアの子どもたちが喜んで
くれる海辺で〈そうめん流し〉
北崎をはじめ、糸島半島の食材を用意できそうです!
漁協さんからお魚も寄付していただけることになりましたし。
(ただし、凪の場合やけんなと唐泊のいわき支所長)
西浦にも焼きざい用をお願いに行かなければ(笑

今回の福岡公演の収益で、バサックスラムの子どもたちの
寺子屋を作ろう!ということになりました!
100万円もあればできるんですよ。
その運営費を毎年継続して作る方法も考えました。
バナナの葉っぱの屋根の寺子屋に行くと、給食が食べられるよ~
みんな待っててね~
お仕事ができるように職業訓練も兼ねた寺子屋を作ろうね!って
約束しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先日、会議に行くとき偶然バスでいっしょになったKさん。
地震で家が壊れ、北崎からお引越ししていったご家族です。
子どもたちも元気いっぱい!
いろいろと近況をうかがってみますと、まだまだ大変そう・・・
この猛暑の中、4畳半に親子4人で寝ているそうです。
もう一部屋には年老いたご両親とお兄さん。
家族7人、お母さんのパートで支えています。

地震で家さえ壊れなかったら・・・・
9月からは家賃も6000円も上がるんですって!
手取りでわずか数万円の収入では大きな痛手です。

「この間、テレビで見たとですよ。
ゴミ山で生きる兄弟のことば・・・
ご飯に水かけておいしそうに食べよったですね~
やっと食べられたって言いよったでしょう。
あの子達のこと考えたら、私たちは恵まれとうですよ!」

別れ際にお母さんがつぶやいた言葉

「子どもがおって、本当によかった・・・
頑張れるもん!
もう少ししたらお姉ちゃんが卒業して、働くごとなるでしょうが
そしたら少しは生活が楽になるけんで・・・」

「みんなでカンボジアの子どもたちに会いに来てやってね!」


今の私たちにできることって何なんだろうかと考えます・・・
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by hanataikoku | 2007-08-01 22:46 | ボランティアの仲間たち

こどもたちの未来

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今年の北崎はベビーラッシュ!
あちこちに可愛い赤ちゃんが生まれました。
6年後は小学校のクラスメイト。

私の娘より若いママたち
出産ギリギリまで農作業をしていた人も・・・

大きなお腹を抱えて畑仕事をしているときに、「産廃施設からの匂いが
すごく気になって、子どもたちにほんとうに影響がないのかどうかって
心配やった・・・・」

自然環境に恵まれた北崎でも、身近なところに気がかりなことがあり
ます。
今はどうにかしのげても、近い将来この自然は今のまま存続できる
のかと若い母親は考えます。

考えるということは一歩も二歩も先へ進むということ。
“無関心”は何も生まないし、何も変わらない。
何も変わらないということは、どんどん荒廃して行くということ・・・

この豊かな自然を残すためには、今すぐ行動に移さなければなら
ないのです。

既に気づいた人たちは動き始めました。

生まれてきてくれてありがとう


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『カンボジアの天使が舞い降りるジャパンツアー vol.3』
●●福岡イベントチケット発売開始●●

チケットご希望の方は、メールにて
【お名前 枚数 連絡先電話番号】
を明記して
jpt0824fukuoka@softbank.ne.jp
に送信してください。

☆★☆★イベント詳細☆★☆★
 ☆日時 8月24日(金)
     17:30 開演
     21:30 終了予定

 ☆場所 zepp FUKUOKA
      yahoo!ドーム前
      地下鉄空港線唐人町駅より徒歩15分

 ☆ゲスト  
てんつくマン http://www.tentsuku.com/

森源太 http://www.morigenta.com/index.html
丸山茂樹 http://www.maruyamashigeki.com/
ほか、福岡のミュージシャン、ダンサー多数出演!

      
 ☆チケット 全席自由(スタンディング)
     前売り
      ¥2000
当日1ドリンク(500円)を購入して頂きます。
      
☆質問、お問い合わせ

jpt0824fukuoka@softbank.ne.jp
(福岡イベント実行委員会)

ジャパンツアーHP
http://maketheheaven.com/cambodia/01jptour/01tour/index.html

ジャパンツアー公式ブログ
http://japan07.seesaa.net/

NGO MAKE THE HEAVENのWebサイト
http://maketheheaven.com/
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by hanataikoku | 2007-07-02 22:37 | こどもたち

いよいよ東林寺へ~

東林寺での〈平和祈念〉の様子は、RKBテレビのニュースでご覧ください。

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ちひろちゃんのメッセージを聞いた今井てつさんが、〈ふるさと〉を
演奏してくださいます。
大人も子どもも心が一つになったような、そんな気がしました。

北海道の屈斜路湖で行われる、アースデーのイベントにあわせ、
6月22日、この東林寺で〈キャンドルナイト〉を行うことと、その日
夜の8時と10時に北崎にある鐘を鳴らすようにこれからお寺さん
にそれぞれお願いすることをお知らせしました。

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今の私たちにできることをやるだけ
このつぶらな瞳のこどもたちの未来のために・・・・
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by hanataikoku | 2007-05-16 00:44 | 地球温暖化対策

新一年生の靴箱


            1組が本校で、2組が分校なんだ・・・
           今年北崎小学校に入ってきたおともだち

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by hanataikoku | 2007-05-11 21:54 | こどもたち

北崎の町で見つけたエコロジーその2

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中学校の帰り道、すぐ隣の小学校に立ち寄ります!
開いてる窓から見えるのは新一年生のお教室!
今日は、本校と分校と一緒にお勉強の日です。

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c0033992_14331761.jpgチャイムが鳴ってちょうど給食
の時間です!
いるいる、見慣れた顔が~
保育園に来たみたい~(笑
今日の献立は中華料理!
校内放送で放送委員さんの
“八宝菜”の説明が流れてき
ました。
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「学校の給食と保育園の給食、どっちがおいしい~」
「学校~!」という声が聞こえてきました(笑
保育園でも残さずきれいに食べてましたよ~

1年生の最初のうちは、ちょっと量が多いようです。
今日は運動会の練習もあったし、みんなお腹はペコペコ!

牛乳と別に今日は〈みかんジュース〉がついてきました~

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牛乳パックはいつも飲んでいるので上手に戻せます!
はじめてのジュースの紙パックはどうするのかなぁ?
「こうやって全部きれいに飲んでしまうんだよね~」(笑

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給食が始まって、これまで飲めなかった牛乳が飲めるように
なったともくん!
「僕ね、ジュースのパック、ちゃんとたためるよ!」
「へぇ~、どうやるの?」
「えっとねぇ、こうやって・・・」
う~ん、上手上手! 大変良くできました~

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教室の後ろにはバケツが2つ!
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c0033992_16094.jpg先生が、牛乳パックの片付け方を
教えてくださいました。
飲み残しはおかずの入っていた
容器に移して①のバケツの中で
洗います。
②のバケツできれいにすすいで、
箱を逆さにして並べるのです!
学校ではずっと前からこうやって
リサイクルしています。
子ども達の環境教育ですね!

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みかんジュースのパックとまだ格闘している子どもたち(笑
箱の上のほうをはさみで切るのですが・・・

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お昼休みのチャイムが鳴りました~
お当番さんは給食室に食器をもどしま~す!
上手に運んでいますね~

最初に「保育園みたい!」と言った言葉は取り消しま~す(笑
たったひと月で、みんなお兄ちゃんお姉ちゃんになりました!
ひとまわり大きくなったようです~

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給食も大事なお勉強ですね~

一足早い、授業参観!
北通がお届けしました~(笑

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廊下の窓に一匹のとんぼさん!
大きな目でみんなのことを見ていましたよ~
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by hanataikoku | 2007-05-11 16:48 | 地球温暖化対策

緊急メッセージ!

平成19年2月2日早朝(日本時間)、地球温暖化に関する自然科学
的な根拠について最新の知見をとりまとめた、気候変動に関する政
府間パネル(IPCC)の第4次報告書第1作業部会報告書が採択され
ました。
これを機に、気候変化を研究する科学者から国民へ向けて、気候の
安定化に向けて直ちに行動することを呼びかける、緊急メッセージが
発出されています。

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気候の安定化に向けて直ちに行動を!
- 科学者からの国民への緊急メッセージ -
                      平成19 年2月2日

国民のみなさまへ
気候が急激に変化している。この気候変化が人為的温室効果ガス
排出によるものであることは、科学的に疑う余地がない。
このままの排出が続けば、人類の生存基盤である地球環境に多大
な影響を与えることも明白である。

このようなことに、科学者はこれまでも強い懸念を示してきたし、気
候の安定化に向けた行動を各界に呼びかけてきた。
科学の検証プロセスには多くの知見の集積を必要とするため、科学
者の警告は慎重であったし、「低炭素社会」への転換に向けた社会
の変革もなかなか進んでいない。

その間に、気候の変化は見えないところで進行し、近年になって、そ
れが顕在化した。
気候システムには慣性があり、さらに悪化してから手を打ったのでは
安定化は極めて困難である。
今回発表された、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次
評価報告書では、気候変化における人為的原因が再確認され、同時
に、地球規模での雪氷圏における変化などは予想以上に速く進みつ
つあることが確認された。

さらに、このままのペースで排出を続けると、人類はこれまで経験した
ことのない温暖化した時代に突入する。


限りある自然の吸収力を考えると、温室効果ガスの排出を現在の半
分以下にまで削減しないと気候は安定化しない。
気候変動による悪影響が危険なレベルを越えないためには、温室効
果ガスの削減を直ちに開始せねばならない。

科学の結果を直視し、気候の安定化に向けて、国民が一体となって
「低炭素社会」の実現に向けて行動し、世界が共に行動を開始する
ことをより強く呼びかけていくべき時が来ている。


このことを、気候変化を研究する科学者として再び強く訴えたい。

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1. IPCC 第4次評価報告書 第1作業部会報告書に基づく主要な科
学的な認識パリにおいてIPCC 第4次評価報告書第1作業部会が終
了し、以下の科学的認識が共有された。

1) 加速する温暖化と顕在化する影響
今回発表されたIPCC 第4次評価報告書で、過去100 年での地上
平均気温の上昇が、0.74℃であることが明らかにされた。1850 年
以降の温暖な年上位12 年のうちの11 年がここ12 年に生じており、
そのことから温暖化は年々加速していることがわかる。
また、地球の貯熱量の増加は主として海水温度の上昇として認めら
れ、海面水位は海水の膨張も原因となって20 世紀中に約17cm
上昇した。

さらに、北極海の海氷面積は近年急速に減少し、永久凍土の融解も
進んでいる。
最近の詳細な観測によりグリーンランド氷床の融解が確認され、地球
が温暖化していることには疑う余地がない。

温暖化や大気中の水蒸気の増加とともに、集中豪雨が世界的に増加
する一方、干ばつの影響を受ける地域も増加しつつある。
そして、熱帯低気圧(特に北大西洋のハリケーン)の強度が増加して
いることが示唆されている。

2) 人為的な影響は明らか
第3次評価報告書以降、人間の活動が気候に与える影響についての
理解が一層深まった。
20 世紀半ば以降に観測された地球温暖化は、人為起源の温室効果
ガスの増加によってもたらされた可能性がかなり高い。
この50 年の世界的な気候変化が、自然の変動だけで引き起こ
された可能性は極めて低い。


3) このままの排出の継続は危機的状況を生む
温暖化が進行すると、地球の気候の不安定さが大きくなり、異常気象
の頻度が増加する。
IPCC で検討した将来予測のうち、引き続き化石燃料に依存しつつ、
高い経済成長を目指す社会が続くならば、今世紀末には、平均気温
の上昇は、4.0℃(2.4~6.4℃)に達すると予測されている。

21 世紀中に大規模かつ急激な変化が起こる可能性はかなり低いも
のの、温暖化の進行によって、大西洋の深層循環が弱まる可能性が
かなり高い。
さらに、多くの研究によると、気候変化がさらなる温室効果ガスの排
出を招くという悪循環が生じることも示唆されている。

また、このような温暖な気候が数千年続くと、グリーンランドの氷は
最終的には消滅してしまい海面水位を7m 上昇させるだろう。

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2.人類と地球の共存
IPCC の報告書で示されたこのような知見を踏まえると、温暖化が
人間社会に及ぼす影響は重大である。
この100 年間における0.74℃の気温上昇が全世界で様々な影響
を与えたことに鑑みれば、現在と同レベルの排出を続けることの危
険性は明らかであろう。

地球上の各地の生態系は、こうした急激な変化に順応する
ことができず、死滅のリスクにさらされる生物種が増える。
大規模な水不足、農業への打撃、感染症の増加、自然災害の
激化など様々な悪影響が複合的に生じるおそれが強い。


このような事態は人類生存の危機であり、
そうした未来を子どもたちに残してはいけ
ない。


なぜ、こうした事態が起こってしまったのか。
それは、二酸化炭素の排出量が自然の吸収量を大きく越えている
ためである。
人類が化石燃料の消費によって毎年排出する二酸化炭素の量は
約70 億炭素トンであり、今後さらに増加すると予測されている。
一方、自然界が1年間に吸収できる二酸化炭素の量には限りがあり、
人為的な排出量のうち約30 億炭素トンにとどまると推定されている。

気候を安定化させ、悪影響の拡大を防ぐには、人類全体が排出する
温室効果ガスの量と吸収量をバランスさせる必要がある。
さらに、温暖化が誘発する自然界からの追加的温室効果ガス放出の
可能性まで考慮すると、それ以上の排出削減が必要となる。

21 世紀は「低炭素社会」への転換の時代にしなければならない。
特に、途上国と比べると、現在1 人当たり数倍の排出を行っている
日本を含む先進国は、率先して現在の排出レベルを大幅に削減す
る必要がある。
「低炭素社会」の実現には、国民の意識改革と経済・社会制度の大
きな変革を必要とする。

京都議定書で約束した6%の削減の達成は、「低炭素社会」の
実現に向けたほんの最初の一歩である。

また、削減には時間がかかり、当面温暖化の進行は不可避で
あるから(IPCC では2030 年まではシナリオによらず10 年につき
0.2℃の温度上昇を予測している。)、同時に、温暖化による悪影響
の全てを防ぐことは難しいため、それに対する適応策についても、
準備を開始すべきである。


3.子どもたちの未来を守るため、今こそ行動を開始すべき時
温暖化は、私たち市民の予想を遙かに超えるスピードで進行しつつ
ある。その影響も顕在化しつつある。
もはや根拠なく科学的な知見の不十分さを口実に対応を躊躇する
時ではない。

温室効果ガスの大幅な削減という大きな課題に向けて、直ちに
行動を開始する必要がある。

温暖化防止の鍵は、私たち自身が握っている。
私たちは、消費者であり、生産者であり、教育者であり、納税者で
もある。
また、政策決定プロセスへの参加など、あらゆる場面で温暖化防
止の意思表示を行うことができる。
それらの集積が、産業や政府を動かし、「低炭素社会」へ向けて
日本を変えていくのである。

産業は、生産活動を通じて温室効果ガスを削減するだけではなく、
製品やサービスの改善によって温室効果ガスの削減に貢献する
ことができる。

温室効果ガスの低減は重要な社会的使命であり、「低炭素社会」
の実現のために長期的な視野に立った投資を行うべきである。

政府は、「低炭素社会の実現」を国家目標として明確に位置づけ、
さらなる削減に向けたリーダーシップをとり、温室効果ガスの削減
の実効性をより高める政策措置を導入すべきである。
そのため、できる限り早期に長期政策目標を樹立し、「低炭素社
会の実現」に向けたロードマップを策定することを政府に求める。

都道府県及び市町村も、「低炭素社会の実現」に向けて、同様に
大きな責務があり、積極的な対応をすべきである。
また、京都議定書の第1約束期間が終わる2013 年以降の国際
的な温暖化対策については、温室効果ガスの主要な排出国であ
る米国をはじめ、中国、インド等も実質的に削減に参加する枠組が
できるように、我が国がリーダーシップを発揮すべきである。

併せて、国際的・国内的に公平な環境を確保し、温室効果ガスの
削減に努力する企業が報われる社会・経済システムを構築すべき
である。

世界に先駆け「低炭素社会の実現」という目標を共有し、私たち
国民ひとりひとりが、自分の生活を見直し、温室効果ガスの低減
のために何ができるか考え行動することを改めて呼びかけたい。


今、行動を開始すれば、子どもたちと
人類の未来を守ることができる。
   
  
  
                                       (以上)

環境省HP
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by hanataikoku | 2007-05-06 00:34 | おしらせ