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北崎通信局

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二人の観光カリスマ・・・

二人の観光カリスマ・・・_c0033992_18249.jpg昨夜のニュースを見ていたら小泉首相が湯布院にいらっしゃった様子が流れていました。
そこには、4人の観光カリスマ、そして懐かしい顔が・・・
静一つぁんの顔を見つけると自然に顔がほころんでしまいました。
柿の食べ方のところに書いた安心院のぶどう農家さんです。

町長から高校生、ラーメン屋の奥さんなどと一緒に、ドイツやフランスのぶどう農家に泊まりに行った仲間です。
毎月数千円ずつ積み立てて、お金が溜まった分だけの人数を視察旅行に送り出す“講”をやっていました。昔の人の〈お伊勢参り〉と同じ方式です。安心院方式のグリーンツーリズムを研究していました。あぁ~、あれから何年経つのかしら? 

もうひとり素敵なカリスマがいます。数百人しかいない町に新しい産業と文化を持ち込んだ女性です。〈わらをもつかむ町おこし、わらをも活かすブラハウス〉というコピーで商品展開をした人で、11.2年ほど前に、これも観光の達人、別名〈戦う文化人〉の中谷健太郎さんにご紹介いただいたのでした。二人の観光カリスマ・・・_c0033992_18464285.jpg
お名前で検索すると、できたてほやほやのブログを見つけました!
毎朝NHKでやっている湯布院が舞台の朝ドラで、藤竜也さんがどうも健太郎さんみたいに見えるのですが・・・
毎月一度、お仕事で通っていた時に泊めていただいていたお部屋が使われていましたのでそう思ったのです。
〈太郎の部屋〉〈次郎の部屋〉と名前がついた古い民宿として使われていたお部屋でした。

ちょうど今頃の季節、中谷さんからお仕事の依頼がありました。観光地湯布院の老舗旅館ということで、自分の力量を知っていた私は、生まれて初めて〈由布岳〉に登り考えることに・・。
山頂は雪で、とても苦しかったことを覚えています。
由布岳の山頂から眼下に広がる湯布院の町を見下ろし、「出来るか出来ないか悩んでもしょうがない。よし、お受けしよう!」と決断したのです。
フードプランナーになって2番目に手がけさせていただいたお仕事でした。

紹介者もすごく素敵な方でしたが、紹介していただいた松場登美さんも本当に素敵な方でした。
最初にお目にかかったのは、亀の井別荘の湯の岳庵です。珍しいものがちょうど手に入ったからと、鍋をいただいたと思うのですが記憶が定かではありません。

すっかり松場さんと話しこんだ私は、年が明けると早速母を誘って〈石見銀山〉に出かけました。
〈鄙(ひな)の雛まつり〉という素敵なイベントに招待してくださったのです。

二人の観光カリスマ・・・_c0033992_1848335.jpgイベントの後、小さくて古い〈群言堂〉に連れて行かれました。(今ではメインですが)中国の友人が名付けた「人が集まり語り合う場所」だと教えていただいたと記憶しています。
電気もガスも水道もない家で、囲炉裏を囲んで小魚などを焼きながら楽しく集うのです。
とても新鮮で、暖かくて、あの時の印象は今でも鮮明に覚えています。
その後、ブラハウスが初めてお江戸に参上!のときも!
北崎に赴任してきてまもなくの組長が、北崎のまちづくりについて悩んでいたので、はるばる大森まで出向き松場さんを紹介。〈石見銀山〉の町おこしを実際に見学してもらいました。

この二人の観光のカリスマに共通しているのは、〈この土地での生活を継続するために頑張ってきた〉〈自分のことよりも何よりも、地域をとても大事にしている〉
それと、他所の土地から来たことです。

*最初の画像は群言堂さんからお借りしました。中庭でシフォンケーキとお茶をいただきます。テーブルの真ん中の草は、小鳥が運んできた種が勝手に伸びたものです。
桃色のお手紙は1995年秋にいただいたものです。
by hanataikoku | 2005-11-13 18:14 | ボランティアの仲間たち