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北崎通信局

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キムジャン日和

昨日の観光客に触発されたのかどうか、釜山のショッピングセンターで買ってきていた唐辛子の粉がまだ残っていたので、中韓キムチ合戦も静かになったところで、なぜだか突然〈김치:キムチ〉を作りたくなりました。
日本の〈紅葉前線〉のように韓国では〈キムジャン前線〉というのがあって、お正月を越すためのキムチを漬ける時期をいいまして、なんと休暇を取れるそうです。
えっと、材料はどうにか揃いそうだ・・・
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배추김치:ペチュギムチ(白菜キムチ)の材料
塩漬け白菜
大根
沖アミの塩辛
にんにく
生姜
梨(昨日、香りにつられてラ・フランス買ってたからそれで代用)
ネギ
もち米の粉(使いかけの白玉粉があるし)
唐辛子粉(キムチ用じゃなくて汁物用しかないけど、まいいかっ)
塩・砂糖・アサリだし(韓国の調味料。いりこだしの代わりに使いました)

本当は材料全部手切りがいいんだけど、悲しいかな最近、握力と腕力がないのでスライサーで楽させていただきます。
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白菜の塩漬けは、5日も漬けてるから本当は“キムチ用”じゃないけど使っちゃいましょう!
練習、練習!
今日、北崎から白菜をどんと仕入れてきますのでノー・プロブレム





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大根の千切りに唐辛子粉を混ぜ合わせます。
人参もあったのでそれも千切りにして入れました。







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よく混ぜ合わせたら、そこにアミ、梨、ニンニク、生姜、ネギ、塩、砂糖、アサリだし(今回は、魚介が少ないので入れます。)
韓国ではもっとニンニクを入れるんだとおもいますが、遠慮がちにしています。





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手で良く混ぜ合わせます。
写真を撮りながらなので、手袋をしています。
家庭でつくるとき、その家のオモニの手の“なにか”がそれぞれの隠し味になるんだとか・・糠床も同じですよね。
牡蠣とか、煮干とかもっとたくさんの魚介類を入れるととっても良い味になるんですよ!



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野菜の水分が出てきますので、米の粉で作った糊を混ぜて調整します。








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こんな具合にまとまったらOKです。
ウゥッ、この中に“松の実”入れた~い!
(銀杏ならあるんだけど・・)
おいしそうな“ヤンニョム”ができました!ぱっと見ただけでは、超本格的です。






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白菜の葉を一枚ずつ広げて、挟み込んでいきます。最後に外側の葉っぱで包むようにしておきます。
今回は多分すぐ食べるので、撮影用以外は最初から白菜を一口サイズに刻んでから混ぜ合わせることに・・・
あぁ、こんなことなら北崎の特産品の“いりこ”貰っとけば良かった~
“恵比寿牡蠣”に“西浦のいりこ”、“塩辛”、白菜・・・・
全部〈北崎〉で揃いますね!





*注  この作業は、決して家の中でやってはなりません!今、部屋中がすごい匂いです~(悲)
韓国では寒い時に庭先で女性が集まってわいわいと楽しみながら作業するんですものね!

わぁ~、写真と文章みてたらプロが作ってるみたいじゃないですか!
感動するなぁ~(自画自賛)
今まで食べたことのある、あちこちのキムチを思い出しながら作ってみました。
韓国のテレビ番組で〈Food Chanel〉というのが24時間流れています。滞在中のホテルでそれをずっと眺めていると、伝統的な料理が流れることもあります。
言葉は全くわからないのですが、けっこう勉強になりますね。
(但し、最近流行の“日本料理”は腹が立ってきますけど)
だから分量とかは適当なんです。(材料は絶対安心、安全です!)
っていうか、白菜の塩加減とかまちまちだから、味を見ながら「うん、うまい」ってな調子で作るしかないんではなかろうか?
キムチの素とかPH調整剤とか使うんだったら別だけど・・・
さぁ、キムチ君。君も、もっと、おいしく、おいしくな~れ!d(*^-^*)

ちなみに、韓国のキムチは最初から赤くはなかったのです。
豊臣秀吉の“焼物戦争”の時代に初めて日本から伝わったので、それまでは白いキムチだったそうですよ。
日本の漬物の消費量は“浅漬け”の次になんと、“キムチ”なんですよ!
キムチ用の唐辛子は“韓国産”のほうが香りが良いですね!

実はこの3,4年、密かに狙っているのだ。韓国の〈キムチ冷蔵庫〉欲しい~
by hanataikoku | 2005-11-26 13:33 | 〈食〉について考えてみる