都会の暮らしをしている人の4割近くが「2地域居住」を望んでいる。
内閣府が初めて行った「都市と農山漁村の共生・対流に関する世論
調査」の結果だ。
間もなく定年退職を迎える「団塊の世代」に絞ると5割近くが、それを
望んでいる。
実践者も1%おり、既に始まっている現象でもある。新しい生活スタイ
ルとして注目されることになろう。
2地域居住とは、都会と田舎の両方に生活の拠点を構える暮らし方。
従来の別荘より生活のにおいが強い。家庭菜園などもして、地域との
つながりも持つ。
平日は都会で仕事をしながら暮らし、週末は田舎で暮らすのが典型。
逆に仕事によっては、平日は田舎、週末は都会という過ごし方もある。
国交省も、一つの生活スタイルになるだろうと支援策などを検討中。
経済協力開発機構(OECD)も、今後の日本は「欧州のように都市部と
地方圏の両方で生活することがさらに一般的になる可能性がある。」
と、同様の見方をしている。
こうした都会人の希望について、受け入れる側の地方の人も7割が
歓迎の意向を示している。幸いに双方のムードはよいが、その実現
の鍵を握っているのは女性だという。
国交省の報告書によれば、女性向け施策の充実などで「女性を誘導
できれば、男性は簡単について行く」そうだ。
とすれば、女性に魅力的な農山漁村になる必要がある。
2・22 日本農業新聞〈四季〉から
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〈北崎通信局〉はこの春から週3日、北崎に来ることになりました。
北崎に通信局の支所を1部屋ですが確保できました!
対岸の高層ビルの立ち並ぶ都市部と、自然の豊かな北崎での生き方が
バランスよくこれからの時代にあったものになるだろうと確信しています。
新しい拠点の玄関の横に可憐な梅の花が咲き誇っていました。