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北崎通信局

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寄付金の使われ方

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                      「ともだち」

            僕の国の言葉と 君の国の言葉で
           同じうたを唄おう どんなうたも唄える
              お空の神様 お願いをきいて
               違う町に住む 僕の友達が
              笑いたい時に 笑えますように
                  いつまでも ずっと

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バサックスラムの支援先に、新しい舞台とトイレが完成しました。
舞台の下には、寺子屋があり、幼稚園と1~3年生の子たちが勉強
しています。

この教室も、 先生のお給料も、 ジャパンツアーの募金からです。

昨年のジャパンツアーでお預かりした直接支援金です。  

もうすぐ1年が経ちますが、毎月ずっとそのお金で、こつこつと支援を
続けて来ました。

孤児たちのお米 ・ 孤児たちの食事代 ・ 寺子屋の先生のお給料  
子どもたちへの文房具 ・ 踊りの先生のお給料 ・ プノンペンからの
先生の交通費 ・ 日本語教師派遣の交通費 ・ お薬支援 ・ 緊急
治療代 ・ 母がHIVで母乳を飲めない子への粉ミルク代 ・ 学校の
机やイス作成 ・ 孤児たちが住む家の屋根修理 
雨をしのぐブルーシート支給・・・・


日本のみなさんのおかげで、今日もバサックには笑顔が溢れています。
私は、みなさんから、お金という形で想いをお預かりし、私の目で見て
判断したところに、現地の大人のみなさんと相談して、募金を使わせて
頂く仕事をしています。 

去年、こんな私が決めていいのかと、怖くなり悩んだ時もありました。 

でも今は、この仕事にやりがいと誇りを感じています。

私は、この子たちが1年前の移転騒動で、豪雨の中ビショビショに
濡れて、凍えながら寝ていた姿を知っています。 
テントを何度も何度も張替え、引越しを繰り返し、それでも希望を
捨てずに、踊りの練習や勉強をしてきた子たちです。

今、子どもたちが雨に濡れることなく、この新しい舞台の上でみんな
で寝ることが出来て、そしてお米を、おなかいっぱいおかわりしている
のを見るのが、とても嬉しいのです。

子どもたちに代わって、心から 日本のみなさんにお礼を申し上げます。
カンボジア担当のえみこさんのブログ からでした!


+++++++

来月の23日、福岡にやってくるカンボジアの孤児たちのジャパンツアー。
渡航費用は多くの善意の方たちがつないでくださる【ご縁募金】
穴の開いた5円玉や五十円玉をつなげていくのです。
大きなスポンサーではなく、コツコツと集めた思いのこもったお金で
〈カンボジアの天使達〉は日本にやってくるのです。
*詳細はこちらから

このツアーの収益金は、直接支援金としてカンボジアで有効に使われ
ています。*昨年度の収支報告
この支援を行っているのはNGOのメイクザヘブン。
天国は行くのではなくて作るもの!という〈てんつくマン〉が率いる
ボランティアなのです。豪快な号外の言いだしっぺです。

今回のジャパンツアーで初めて福岡公演が実現します。
実行委員長は若い小学校の女の先生。
号外配布の中央区のリーダーでした。
NGO MAKE THE HEAVENの福岡支部です。

教師という仕事の合間、地区リーダーという大役を果たしました。
教え子やその親御さんも配る仲間になってくださいました。
彼女が頑張っている姿を見て応援してあげることに決めました。
もう一人のスタッフも東区で13万部配布した19歳の地区リーダー。
ピアニストとして今回の公演にも出演する男の子。

私は病気で思うように動くことはできませんが、事務的な事は
きっと力になれると思います(笑

先日、もう5回目になりますが〈もし世界が100人の村だったら〉が
放送されたばかりですね。
あの中にも出てきたゴミ山で生計を立てる小さなこどもたち。
それはけっして映像の向こうの話ではないのです。

北崎に〈平和の火〉が届きました。広島の原爆の残り火です。
それを見たちひろちゃんがこういいました。
「ほんとうに原爆の火があったと・・・」
学校のお勉強として〈はだしのゲン〉をみて、原爆の怖さは知っていても
それは実感としてはなかったようです。

目の前で揺れている炎をみて初めて、現実のものとなったのですね。


今回、北崎でカンボジアの子ども達と直接触れ合う機会ができます。
辛い辛い過去を持つ子ども達がほんとうに素敵な笑顔で今を生きて
いる。
ほんとの幸せとは何なのか、そして本当の強さとは・・・
人の痛みが分かるこの子どもたちに触れてみませんか?
〈生きた国際理解教育〉になることでしょう。


*写真の子ども達は、今回ツアーに参加する孤児院の子どもでは
ありません。孤児院のオーナーは他の困っている人たちも支援して
あげて欲しいと言って、複数のところに寄付をしています。

カンボジアでは25,000円で井戸が掘れます。
ある小学校では子ども達が自分たちで作った農産物を売ったお金で
〈マイ井戸〉をプレゼントしました。
大勢の人たちが喜んでくれています。


日本でも大きな災害がおきれば全国から義援金が寄せられます。
常々その義援金の使い方について疑問に思うことがあります。
多くの人の善意で集まった大切なお金。

本当の復興に使う方法を、きちんと議論されているのでしょうか・・・
補助金や助成金ではないのです。
たくさんの人たちが捻出してくださった貴重なお金。
被災地ではこうしたお金の生きた使い方を考えたい物です。
恥ずかしくない使い方をしていただきたいと思っています。
by hanataikoku | 2007-07-17 15:50 | ボランティアの仲間たち