「おりますな~」
庭先から声がしました!
いつも元気にお魚の行商をしているたかのりさんのお母さんでした。
「こんにちは~、お久しぶりです」
「最近姿を見らんやったけん、どげんしようやろうかと思って」
「なんだかばたばたしてたのと、ちょっとくたびれとりました」
「これ作ったけんどうぞ~」
新聞紙にくるまれているけれど、それが何なのかはすぐにわかります(笑
昨年もいただきました!
「わぁ~、桜餅!ありがとうございま~す!」
そうです、お母さん手作りの桜餅
桜の葉の塩漬けも全部、手作りなんです!
ほんのり桜色
「忙しかったけん、さらしあんじゃなくて粒餡ですもんね」
お彼岸でお嫁さんは里歩き
何だかこの時期って、私までがそわそわします。
静かな町が動くんですよね~
道行く人も手に花とお線香を持って・・・
なんとなくほのぼのとしてきます
古くから続く、里の情景です。
「きゅうりの粕漬けがちょうどいい具合になってきとりますが、
一緒に持って来れば良かった・・・」
「いえいえ、私がお宅まで頂きに行きますよ!(笑」
それでちゃっかりとお宅まで!
「今年は胡瓜が高かったでしょう」
「いえね、商いに行きようところが胡瓜作りよんしゃるけん、
一日採りそこなったら黒くなりますもんね」
さっそくいただいた胡瓜の粕漬けをまな板の上に。
成り口のところまでトゲトゲがあるこの胡瓜は四葉(スーヨー)だ!
カリカリ感がしっかり残ったおいしい粕漬け、ご馳走様でした~
桜餅も一気に3個、食べちゃいましたよ(笑
それでもまだ・・・・
感謝、感謝